臨床検査部門では現在、臨床検査技師の正職員2名、パート3名が在籍しており、
1日に2~3名の臨床検査技師が業務に携わっています。
医師の依頼を元に、様々な検査を行っています。
(1)病気の早期発見に役立つ情報提供を行います。
(2)病気を正しく、精密に診断するための情報提供を行います。
(3)治療方針の決定や効果判定を正確にするための情報提供を行います。
(4)患者さんのプライバシーを守り、患者さんが安心して検査や治療が受けられるようにします。
自動分析器を用いて血液(血清)や、尿・体液の中に含まれている成分を測定しています。
肝機能のわかるAST・ALT・γ‐GTP、腎機能のわかる尿素窒素・クレアチニン・尿酸、
炎症のわかるCRP、総コレステロール・中性脂肪といった脂質、電解質(Na、K、Cl)、
血糖などの項目を測定します。
血液の代表的な成分である赤血球、白血球、血小板の量を測定しています。
貧血や白血病、炎症の有無が分かります。
尿中の蛋白や糖、赤血球や白血球の有無を試験紙や顕微鏡を使って調べています。
生理検査とは、医療機器を用いて、体の構造や機能を直接的に調べる検査です。
心臓の病気の診断を行うための心電図検査、肺の大きさや状態を調べる肺機能検査、動脈の詰まりや硬さを
調べる動脈硬化検査を行っています。
超音波とは、人の耳では聞こえない高周波の音のことです
この音を探触子(プローブ)から身体に送り、各臓器、組織から反射された音を探触子で受信することにより
画像として表示され、臓器の大きさ、形、内部の様子等の病変の有無が分かります。検査時は身体にゼリーを
塗って検査します。
当院では、日本超音波医学会認定の超音波検査士(消化器領域取得3名)が検査しています。
手術や検査において患者さんから採取した臓器や組織を適切に処理し、検査センターに提出しています。
また、結果や標本を管理しています。
患者さんに血液製剤を輸血した時に副作用が起こらないよう交差適合試験をしたり、血液製剤の院内在庫数の調整や管理をしています。